| 1. 「新しいリーグ運営形態」
リーグ事業の安定的発展のため、リーグとチームはリーグ規約により経済的な単一事業体(いわゆる「シングル・エンティティ」)を形成し、効率的かつチーム間の戦力バランス、経済バランスを実現する組織・運営ルールを構築する。
2. 「権利集約・利益分配型モデル」
1) シングル・エンティティとしての事業活動として、原則として、放映権、マーチャンダイジング権(商品化権)、リーグスポンサー権等の権利をリーグが一括して管理運用することにより、収益を最大化し、これを各チーム会社に運営資金の一部として分配していく。
2) 他方、入場料、ローカルスポンサー権、イベント収入等はチーム会社に帰属させ、チーム会社の経営努力による収益確保の手段を図る。
3. 「コミッショナー制と委員会制」
1) コミッショナー制(コミッショナー及びコミッショナー事務局)による運営と、委員会制による各専門検討機関を設定し、チーム関係者も個別問題へ関与する体制をとる。
2) コミッショナーは、リーグ運営を委託(コミッション)されたリーグの代表者・統括者として、リーグの全体利益のためにリーダーシップを発揮し、リーグとチーム会社、およびチーム会社間の調整を行う。コミッショナーの決定は最終とし関係者はこれに従うものとする。
4. 「トライアウト&ドラフト」
戦力確保におけるフェアネスの見地から、トライアウトと完全ウェーバー制ドラフト(前シーズンの下位成績チームが優先的な指名権を獲得する制度)を導入する。
5. 「短期FAの採用」
ドラフト導入の代償として、短期FA制度の導入により選手をチームの保有から解放し、選手の移籍の自由を保障する。
6. 「サラリーキャップ」
戦力確保における経済条件のフェアネスの見地から、年俸総額の上限を設定しチーム間のフェアな年俸予算を設定する。
7. 「ヘッドコーチ・指導者の充実」
最新かつハイレベルな指導・育成方法、戦術、ゲームプラン等を可能にするヘッドコーチの招聘その他の指導体制を組む。
8. 「外国人選手の招聘」
ハイレベル・ゲームとエンターテイメント性実現のため、外国人選手を招聘するとともに、試合のレベルアップと日本人選手強化のバランスを考えた外国人枠・競技ルールを工夫する。
9. 「フロア&テーブルオフィシャルズ(審判団)のレベルアップ」
レフェリー(主審)とアンパイア(副審)からなるフロア・オフィシャルズと、テーブル・オフィシャルズが密接に協力してプロリーグの試合運営を行う。そのためにプロフェッショナルなフロア&テーブルオフィシャルズ(審判団)を組織し、試合の指揮者としての彼らの重要性を認識するとともに、最新かつハイレベルな審判団の育成、充実を目指す。
10. 「ホーム・アリーナ構想」
ファミリーで楽しめる安全・清潔(セーフ&クリーン)なホーム・アリーナの確保・整備を行う。ホームタウンの活動拠点の核となるホームアリーナを整備し、クリニックなど、地域密着活動の拠点とする。
11. 「アリーナ・エンタテインメント」
性別・年齢を問わず地域の人たちが楽しめる場を創造する。演出についてNBAなどスポーツビジネス先進国の例に学び、最高のエンタテインメントを提供する。
12. 「ベンチ・ブースター・クラブの運営」
ファンとのコミュニケーションを図るため、ブースターのクラブである「Bench Booster
Club」を組織し、その内容を充実させる。
13.「総合型地域スポーツクラブ構想」
ブースターイベント、スクール・クリニック等、選手も参加する地元ブースターとのイベントを充実させ支持基盤を強化・拡大する。
地域密着型の総合スポーツクラブを目指す。将来的にはバスケットボール以外の競技のクラブと連携・協力する。地域住民に幅広いスポーツ文化を提供する。
14. 「選手のキャリア・サポート」
スポーツマンシップ、ファンサービス、法務税務指導等、選手が一人の社会人としても一流となれるような指導を行う。さらに、引退後の選手のセカンド・キャリアをサポートする方法について研究し指導する。
15.「選手会と代理人」
選手のサポートをする、選手会、代理人、マネジメント会社に関する一定のルールをつくり、これらと協力して選手保護に努める。
16.「選手育成プラン」
リーグおよびチームとして、選手育成のため、育成機関(学校、地域クラブ)との連携を図る。
17. 「スポーツ・コンテンツの管理・運用」
スポーツ事業を「コンテンツ・ビジネス」と認識し、映像・画像等の管理運用、および、知的財産(放映権、パブリシティ権、商標権、試合・選手データベース等)の管理運用による収益の最大化を目指す。また、配信手段としてのIT(Webサイト、携帯サイト等)を積極利用する。
18. 「ブランド戦略」
1) リーグ及びチームのイメージアップおよびブランド価値アップを重視し、広報体制を強化する。
2) ビジネスリソースとしてのリーグおよびチームのマーク・ロゴ等のブランドの管理運用を積極的に行う。
19. 「エクスパンション研究」
1) リーグ経営の安定とヴィジョンの共有を計りつつ、チーム数拡大、ホームタウンの増加、複数リーグ制の導入といった、リーグのエクスパンション(拡大)について具体的に研究する。
2) 男子トッププロリーグの枠に捉われず、年齢別リーグ、女子リーグ、障害者チームリーグ等、様々なカテゴリーのリーグについても研究し、関係当事者との連携をしていく。
20. 「リーグと選手の国際化」
1) チームやリーグ代表(選抜)チームによる海外チームとの対戦や、アジアリーグ等の国際リーグ構想を実現する。
2) リーグ所属選手からオリンピック、世界選手権、NBA等で活躍できる国際レベルの選手を輩出していく。 |